【WingRiders】LPトークンをSPOへ委任して追加報酬を得る方法

プロジェクト

今回は、流動性の提供によって受け取るLPトークンをSPOに委任して追加報酬を貰う方法について解説します。

ステークプール投票

wingridersは、ステークプール投票という仕組みを新しく発表しました。これが今回紹介する「LPトークンを委任する方法」と繋がってきます。

wingridersは、プロジェクト開始当初から、真の分散化を実現したいと話しており、ステークプール投票はその目標において重要なステップだと考えます。

ステークプール投票は現在稼働中です。すべての流動性提供者は、自分たちが流動性を提供したプールがADAを委任(ステーキング)する場所について投票することができるようになります。

SundaeのDEXなどを使った人なら分かると思いますが、通常は流動性の提供をして、さらにそれをSPOへ委任するといったことはできませんでした。しかし、wingridersはこれを可能にした上に、投票で流動性提供者によって作られたプール内のADA委任することを可能にしました。

これは極めて民主的であり、SPOへの助けにもなる仕組みだなととても感心しました。

ステークプール投票をすることで、プラットフォームユーザーに権力を分配します。流動性提供者トークン(LPトークン)を持つすべての人が、どのステークプールがふさわしいかについて発言できるようになります。ユーザーは幅広ステークプールから選ぶことができ、その結果、自分のADAがどのステークプールにステークされるかに影響を与えることができるようになります。Initial Stake Pool Offeringステークのプールに対する投票は、ステーキング報酬の損失につながるため、サポートしないことにしているそうです。

ADAがどこにステークされるかを決定するために、各プールは単純な投票を実施します。投票が有効とみなされるには、少なくとも25%の投票が行われる必要があります。これは各プール内で発行されたすべてのLPトークンの25%に相当します。もし投票が有効にならなかった場合、ADAは現在ステークされているステークプールにデフォルトで戻されます。

ステークプール投票の具体的な仕組みについて

ADAを含むすべての流動性プールに投票権があります。ユーザーがあるプールで流動性を提供すると、その流動性プールに含まれるADAをどこに委任するかについて投票する資格を得ることになります。ユーザーが行うべきことは、希望するプールを選択することです。

ユーザーは自分の投票権を使って投票します。投票権とは、あるエポックにおいて預けられたLPトークンの最低値です。

これは実際にはどうなるのでしょうか?例えば、エポック335の途中で投票用に100のLPトークンを預けたとしましょう。エポック335におけるあなたの最低預け入れLPトークンは0となり、このエポックではあなたは投票権を持ちません。なぜならエポックをまたいでおらず、スナップショットが取られていないためです。

もし、100のLPトークンを預けたままであれば、エポック336の最低預け入れLPトークンは100となり、エポック336の投票権は100となるので、流動性プールのADAがどこに委任されるかをの投票、つまりステークプール投票ができます。

もしユーザーが、エポックをまたいでスナップショットが撮られたLPトークンをファームに預けていても、現在のエポックで投票権を使うことができます。ステークプール投票することにより、デポジット自体は変更されず、別の機能を得るだけです。

流動性提供者はいつでも自分の投票権を管理することができますが、忘れてはならないのは、投票権の削除(LPトークンの解除など)は現在のエポック投票に影響を与え、新しい投票権の追加(LPトークンの作成など)は次のエポックに影響を与えるということです。

ステークプール投票の例

100のLPトークンが発行され、4人の流動性提供者に分配されたとします。

ユーザーAは、32LPトークンを預け入れ、ステークプールXに投票しました。
ユーザーBは、18LPトークンを預け入れ、ステークプールYに投票しました。
ユーザーCは、20LPトークンを預け入れ、ステークプールYに投票しました。
ユーザーDは、30LPトークンを持っていますが、投票しませんでした。
これらの流動性提供者は、各LPトークンにつき1票を受け取ります。つまり、1票=1LPトークン ということです。ユーザーA、B、Cは、エポックの全期間にわたってLPトークンを預けていたと仮定します。

ユーザーAは最も流動性が高く、32の投票権を持っていますが、プールYに投票するユーザーBとユーザーCの投票権は合計で38となり、ユーザーAよりも多くなっています。

投票が有効になるには、流動性プールの投票に参加するLPトークンが25%以上である必要があります。上記の例では、参加率は70%であるため、投票は有効です。その結果、次のエポックではプールYが選ばれます。ステーキングエージェントは、投票結果を尊重し、流動性プールのADAを選ばれたステークプールに委任します。

ステークプール投票の具体的なやり方

ここではLPトークンの作成まで完了している、という前提で解説します。

もしWingRidersでのスワップの方法が分からない、流動性の提供の仕方が分からないという人は、公式のこちらの動画をご覧ください。英語が分からなくても直観的に分かりやすい動画となっています。

これを見ても分からないという方は気軽にコメントやDMしてください。分かる範囲でお答えします。

①まずWingRidersのサイトへ行き、ウォレットを接続。そして上のバーの「STAKING」をクリックします。

②流動性を提供したいプールを選んで「ADD LIQUIDITY」をクリックします。この様な画面になるので、トークンの量を決め、LPトークンを組みます。こちらの動画で詳しく解説しているのですが、LPトークンを組む際の仮想通貨のペアは価値が1:1でないといけない点に注意してください。

③流動性の提供が終わり、LPトークンがウォレットに送られたら「ADD LIQUIDITY」の右にあるマークを押して下さい。

⑤このような画面になります。虫眼鏡マークの所でステークプールの検索が可能です。今回は僕が運用しているSASA Stake Poolを検索してみます。「sasa」と入力して下さい。

⑥一番上に「SASA Stake Pool」と出てきます。「VOTE」をクリックすると投票ができます。

もしWingRidersで流動性の提供、ファーム、ステーキングをしている方がいましたら SASA Stake Poolへ投票してもらえると大変助かります。

マージン(手数料)は今のところ1%と比較的少なめなのでマージンが高いプールよりも報酬が少し増えるはずです。

参考文献

Stake Pool Voting

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