Atala SCAN:ブロックチェーンによる製品認証とは?~スマートマイクロチップにより偽造品を駆逐する方法。

Cardanoを深く知る

今回は、スマートマイクロチップにより偽造品を駆逐する方法ということで、こちらのIOGの記事と、Atala Scanの公式ホームページをもとに解説します。

この技術を導入すると偽造品の販売を減らすことになり、収益を増やすことに繋がります。

この仕組みが詳しく知りたい方はぜひ最後までご覧ください。

それでは解説に行きましょう!

Atala SCANについて

Atala SCAN:ブロックチェーンベースの製品認証

プレミアム価格で購入した高級蒸留酒のコレクターズボトル。でも、疑いが拭えません。小売店をはじめとするすべてのサプライチェーンが、徹頭徹尾、誠実であると信用できるだろうか。

オンライン薬局で高い薬を買いました。金額に見合うだけのものを得ていると確信できるだろうか。IOGの製品認証システムAtala SCANは、このような問いに答えられます。しかも、小売店やサプライチェーンの誰も信用する必要はありません。

蒸留酒のボトルには、改ざんされたかどうかが分かるスマートシールが貼られています。Atalaはこれに加え、シールと、シールが貼られた特定のボトルの全ての製造履歴を暗号化し、監査可能なリンクを作成・追加します。また、Atala SCANの無料アプリを使えば、自分のスマートフォンで製品の真贋が即座に検証できます。

Atala SCANは第三世代のブロックチェーンであるCardanoに構築されています。ブロックチェーンソフトウェアとタッチチップ技術の組み合わせは、キャップシール、ホログラム、作り込まれたパッケージといった従来のセキュリティ技術に比べて、顧客が製品の履歴を即座に確認できるという大きなメリットを提供します。

問題と解決策

高級酒、化粧品、ファッションアイテム、処方箋などの製品に対するセキュリティ改善のニーズは、ますます巧みになる偽造品と共に増加しています。また、国際組織犯罪対策を担当する国連機関は、「偽造品の製造と販売は数十億ドルに上る世界的な問題であり、政府、ビジネス、消費者に、深刻な経済的な影響を与える」と指摘しています。

アメリカ特許商標庁によれば、国際偽造品市場の規模は、2008年の2000億ドルから2019年には5090億ドルへと倍増している。これは世界貿易の2.5%に相当します。これだけの規模の偽造は製造業界の負担となり、食品や薬品の顧客の命を危険にさらし、イノベーターから努力の対価としての報酬を奪うことになります。

IOGの偽造品犯罪対策ソリューションは、スマートシールからなる統合システムであり、商品の製造記録をスマートフォンでリンクさせることができます。記録は変更が不可能な安全なストレージに保持されます。購入者は、素早く、簡単に、無料で産地・製造履歴を確認できます。

スマートシール

スマートシールはシステムをの中核をなす、NFC(近距離無線通信)チップを搭載した極薄のラベルです。製品に張り付けたり、カードに組み込んだり、製品やパッケージに埋め込めるほど小さいものとなっています。

たとえば、特製のボトルキャップの一部としたり、ハンドバッグに縫い込むことも可能です。もしかすると銀行カードのNFCロゴを目にしたことがあるかもしれません。

この技術により、タッチしたり近づけたりするだけで、デバイスは情報を交換できます。ペットの犬に使われるマイクロチップのように、スマートシールは電力を消費せず、リーダーからの信号を静かに待っています。その信号によってチップのアンテナに電流が流れ、チップはデータを送信することができます。

最近のスマートフォンは標準機能として双方向NFCを搭載しています。したがって、スマートフォンはリーダーとしてもタグとしても機能します。ちなみにAppleは、2014年にNFCをiPhoneに導入しました。6以降のすべてのiPhoneに搭載しているそうです。

ほとんどの改ざん防止用のNFCタグは、信号が乱されたり、妨害されたりすると機能しなくなるように設計されています。また、すべてのNFCタグは、動作にアンテナを必要とします。アンテナが十分壊れやすくできていれば、どのような改ざんによってもタグは機能しなくなります。Atala SCANアプリケーションで使用されるNTAG製品は、この点をさらに一歩進めています。タグのチップには2つのアンテナが搭載されていますが、そのうち1つだけが壊れるように設計されているのです。タグが破壊されても動作は継続しますが、改ざんの証拠として変更された信号が送信されます。

Atala SCANは、完成品をブランド所有者に納品するサプライチェーンの開始点に実装されます。ブランドオーナーの記録には、製品の画像や、すべてのコンポーネントを原産地までさかのぼることが可能な完全な履歴を含めることができます。

また、ブランドオーナーは、埋め込まれたスマートチップを通じて最終消費者に開示する情報を決定します。それは基本的な追跡データかもしれないし、グローバルな消費者マーケティングキャンペーンの一部かもしれません。この情報は各タグ固有の識別子にリンクされます。Atala SCANのエンジニアはこのリンクの設定をサポートできます。その後、タグは各製品に取り付けられるか、または何らかの方法で関連付けられます。

ブロックチェーン

Cardanoは、チェンジメーカー、イノベーター、そしてビジョナリーのためのブロックチェーンプラットフォームです。また、カルダノでは、Ouroborosプルーフオブステークプロトコルを使用して合意に達します。これにより、安全性が証明されている一方で、旧来のブロックチェーンに比べ、必要なリソースはほんのわずかとなります。

Atalaにより、各商品はCardanoで固有のエントリーと関連付けられています。またエントリーは変更できないが、簡単に読み取ることができ、監査システムの一部として使用できます。各エントリーは、タグの識別子が暗号化されたハッシュと、商品のメタデータへのリンクで構成されています。画像を含むメタデータはオフチェーンに保存されます。

Atala SCANのプロジェクトマネージャーであるJuan Ignacio Sierra(ジョン・イグナティウス・シエラ)は、「ブロックチェーンを使用すれば、製品情報の改ざん防止は確保できます。しかし、情報を製品そのものに安全にリンクさせるメカニズムがなければ、偽造品でも本物と同じブロックチェーン情報を利用できてしまう。Atala SCANでは、シールに組み込まれた安全性の高い暗号ハードウェアを使って、ブロックチェーンの情報と実際の商品とのリンクの安全性を確保しています」と述べています。

スマートフォンでスキャン

スマートフォンがあれば、無料のAtala SCANアプリをオンラインストアからダウンロードできます。このアプリケーションは、スマホのNFCリーダーを使用してチップを読み取り、製品情報を調べます。スマホでスキャンするだけで、即座に製品が本物かどうか、そして、その履歴が分かります。

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また、IOGはシステムの立ち上げについて数社と話をしているそうです。

最後に

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